秋田県企業情報誌 KocchAke! PLUS 2019年度版
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平成20年平成21年平成22年平成23年1,628平成24年992平成25年1,234平成26年1,940平成27年2,205平成28年平成30年平成29年2,5142,3242,2122,0872,6472,358秋田にどんな産業があるか、ご存知でしょうか。農業や林業のイメージが強い秋田県ですが、全体では2.8%なのです。今後、成長が期待されている分野なども含め、秋田の産業の動向についてご紹介します。秋田県の製造業は、電子デバイス製品への依存が強く、景気の変動や外的要因に影響を受けやすいという傾向があるため、県内では、中長期的な成長を目指すさまざまな動きが出てきています。例えば、航空機システム電動化の研究拠点を創生するため、「アキタ・リサーチ・イニシアチブ」(ARI)を組織し、「航空機燃料ポンプの電動化」や「モーターの評価に向けた性能評価試験」などについて、県内企業および県外川下企業とともに共同研究を進めているほか、秋田大学医学部を中心として、医療機器の研究開発や実用化に向けた医工連携の強化を進めています。このように業種や組織を超えた県内の横の連携を強くしながら、新しい産業構造を目指しています。製造業における産学、医工連携の取り組みその1秋田県の貿易額は、近年、国内外の景気回復などによって、輸出が伸びており、全体として堅調に推移しています。秋田県は、ロシア、中国、韓国に近いという地理的特性を有しており、大規模な港湾整備を進めていることで、日本海側の他港との差別化が図られています。秋田港が国際ターミナルとして発展することにより、県内産業基盤の強化が図られることから、官民挙げて貿易拡大に取り組んでいます。貿易、アジアへの窓口その2航空機の電動化の研究・開発拠点を県内に創生することを目的として、2018年4月に設立された県内大学(秋田大学、秋田県立大学)の研究者有志の連合組織。[ アキタ・リサーチ・イニシアチブ(ARI)とは? ]資料:横浜税関「東北地域の貿易概況」 01,000億円2,000億円3,000億円[ 秋田県の輸出入額推移 ]13

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