新型コロナ感染症(SARS-CoV-2)へのiPOSHの効果についての共同研究について(大阪府立大学)
大阪府立大学ニュース
「わずか10秒間のイオン交換弱酸性次亜塩素酸処理により新型コロナウイルスを10万分の1以下に!」
大阪府立大学(学長 辰巳砂 昌弘)大学院 生命環境科学研究科 獣医学専攻 教授/アジア健康科学研究所 所長/大阪国際感染症センター 所長 山崎 伸二(やまさき しんじ)と株式会社ローカルパワー(代表取締役 寺田 耕也)の佐藤 友子(さとう ともこ)らの研究グループは、ローカルパワー社の製品であるイオン交換(特許製法)弱酸性次亜塩素酸(iPOSH)の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性について調べました。
その結果、低濃度(約60 ppm)の弱酸性次亜塩素酸で10秒間処理することにより、SARS-CoV-2を10万分の1に低減できること、有機物(唾液と同じ濃度のタンパク質)存在下でも同様の低減効果を発揮できること、ガラス上の乾燥した感染性のSARS-CoV-2(飛沫した唾液が乾燥した状態を想定)を125 ppmで10分間、あるいは250 ppmで5分間処理することにより、10万分の1以下に低減できることが明らかとなりました。イオン交換生成し高濃度を維持できる弱酸性次亜塩素酸は、テーブルなどの表面に付着・乾燥したSARS-CoV-2の不活化にも有効でCOVID-19の制御に役立つことが期待されます。
ローカルパワーは、研究開発に力を入れたローカルベンチャーです。
今後も官民連携や教育機関との連携を続けていきたいと思います。