タクミ電撃リクルートマガジン 2024.8月号
川はどっちに向かって流れる?
こんにちは♪『人の事に一生懸命!』タクミグループ人事・経営管理本部です。写真は、大館市の長木川から望む鳳凰山です。みなさんは、川がどちらの方向に流れているか気にしたことはありますか?
さて、今回はインターンシップの起源を探ってみましょう!近代のインターンシップ制度は、11世紀にギルド組織(商業組合)で始まった見習い制度の遠い親戚と考えられます。この時代、農法や技術の発展によって少人数でも農業ができるようになりました。その結果、農家になる予定だった10代半ばの青年たちはその必要がなくなり、代わりの仕事を学ぶためギルド長にお金を払って「見習い」となりました。日本では江戸時代によく行われていた丁稚奉公と近いイメージでしょうか。見習い期間は10年ほど住み込みで、結婚もできなければ給料もでなかったそうです。見習い期間を終えると、ギルドのメンバーとして一端の職人となり、賃金をもらうようになりました。この見習い制度が職に就くまでに実務経験を積むという意味でインターンシップの起源と考えられています。
毎年多くの高校生や学生がタクミのインターンシップに参加してくれます。当社のインターンシップは、『電撃ジェットコースターインターンシップ』と呼ばれ、毎日あるいは半日で現場が変わり当然現場メンバーも入れ替わるため、いろんな現場でいろんなクルーと触れ合うことができるのが最大の魅力です。さらに、ミッションクリア方式を採用していて、学生が自身のコミュニケーション能力や主体性などの社会的スキルを向上させられるよう、毎日異なるミッションを学生に課し、学生はそのミッションをゲーム感覚でクリアしていく中で自然と資質向上を実感できる仕組みになっています。学校生活では気づかなかった自身の新しい一面を発見できたり、普段はあまり意識することのない当たり前のことを再発見できたりと刺激と感動がぎゅっと詰まったインターンシップです♪
ちょうど今週は岩手県内の学生2名が5日間のインターンシップに参加してくれています。インターンシップのお昼休み、長木川の河川敷で鳳凰山の方から流れ来る長木川のせせらぎに包まれながら、学生らと一緒にお弁当を食べていました。そのとき、私はあることにふと気づきました。普段見慣れている岩手県内の河川は基本的に東に向かって流れているけど、秋田県の河川は西に向かって流れているということ。ジェットコースターのような目まぐるしい充実した日々の中でも、当たり前のことをふと立ち止まって再認識する大人のゆとりが持てるようになった自分、そして川のせせらぎに心惹かれるようになってしまった自分がいることに気づき、また一段老いの階段を上れたように感じられたインターンシップでした(笑)