タクミ電撃リクルートマガジン 2024.11月号
全国的に見てもレアな生焼け研修!?
11月某日、今春入社して約半年が経過した新入社員9名を対象に岩手県内某所にてタクミーズ半人前研修(前期)が開催されました。今月号では、その半人前研修の様子を少しだけご紹介したいと思います!
今回のテーマは、『いと』です。このテーマには、いろんな意味と会社側の想いが込められています。まずは、同期や同僚など人との堅固な繋がりや結びつきを表す「糸」、そして上司や先輩が伝える言葉の「意図」、そして価値観のズレを楽しみながらコミュニケーションスキルの向上に繋げるパーティーゲーム「ITO」、最後はやはり新入社員に伝えたいことが山ほどある社長「ITO」など様々なものを一日の研修にぎゅっと詰め込みました。
さて、その内容について順を追って紹介します。午前の部は、協力型カードゲームのITOで幕を開けました。タクミーズは協力しながら何とかゲームをクリアしようと、相手の価値観をしっかり受け止めた上で、自身の価値観を適切に伝える活動を通して、双方の価値観が揺れ動き自然とすり合わされていく快感を味わっていました。続いて、伊藤社長のお悩み相談コーナーです。日々成長しようと必死に藻掻くタクミーズから語られる悩み一つ一つに社長が丁寧に回答して、タクミーズも一言一句聞き漏らすまいと瞬きする間も惜しんで前かがみになって聞き入っていました。「すべての悩みの根底にあるのは、コミュニケーション不足であり、それを改善することで仕事がもっと楽しくなる」と社長がアドバイスすると、タクミーズは目を輝かせながら深く頷いていました。
午後は、この半年間ずっと隠してきた失敗談を暴露する『やらかし記者会見』というプレゼン活動や、付箋ワークでポジティブな経験とネガティブな経験をグループでシェアし、ネガティブな経験をどうしたら解消できるのかグループディスカッションを行いました。そして最後は『Jr経営会議』です!当社の決算書をベースに賃上げの可否、そして、実現するための具体的な方策について検討してもらいました。車両管理費や役員報酬、宣伝広告費を減らすなど金額の大きい項目についてどれだけ支出を抑えるかが議論の中心になっていました。会議を終えたタクミーズに、私からはムダを抑えるという視点に加えて、車両事故および作業事故に関する損害額が年間〇〇〇〇万円に上るという衝撃的な事実、そしてタクミーズがスキルを身につけて生産性を向上させることにより大幅な増益が期待できること、施工管理技士が増えれば採算性向上が期待できるなど自分たちの賃上げを自分たちで主体的に実現していくという視点を与え、その重要性を説いて研修は終了しました。研修後は、タクミが誇る福利厚生施策『タクミ飯』を利用して、タクミーズ全員でお腹いっぱい焼肉を食べたそうです。
ちなみに、「半人前」を英語に直すと「half-baked」となります。言い換えると、「生焼け」ですね。生焼け研修を実施している企業は極めてレアではないでしょうか。入社して1年が経過する3月には、タクミの低温調理器の中でレアからミディアムレアくらいにまで火が入っていることを期待しています(笑)