タクミ電撃リクルートマガジン 2025.3月号
世界が注目するレジデンシャル教育
今春、秋田ノーザンブレッツに新加入した加藤諒選手(No.8)がタクミグループに入社しました!高校時代も大学時代もバリバリの体育会系だったアスリートです!新エネルギーシステム株式会社は秋田ノーザンブレッツを応援します!『GO!GO!BULLETS!』
さて、そんな加藤諒(りょう)選手ですが、大学時代は寮(りょう)生活を送りながらラグビーに打ち込んでいたそうですよ♪スポーツ界において、青学の陸上部や高校野球、高校サッカーの名門校など強豪チームは寮生活を推奨するケースが多いイメージですよね。チームとしては、競技力向上のために全国各地から優秀な選手たちを集める必要があり、そういった選手たちの生活の場として学校やチームが寮を設置して、さらにユニフォームやスポーツ用品、参加費、遠征費など出費が多いアスリート学生が安心して競技と学業に専念できるよう栄養バランスのとれた食事も含めて安価で提供しています。このような寮ですが、実は単に遠方からの選手を住まわせること以外にも重要な役割があるようです。日本体育大学のホームページには、次のように書いてあります。
「学生寮はスポーツマンとしてのトータルな人間性を身につける『もうひとつの教育の場』と考えています」
また、寮委員長からのメッセージには、「自分を成長させるために寮生活を大切にしてほしい。寮生活では先輩たちの部活動での活躍や、共同生活で周囲の人を思いやる姿を見て良い刺激を受けることができます。同じ環境に置かれた運動部生同士コミュニケーションをとり、切磋琢磨しながら学び合うことができます。疲れて帰ってきたときに、「おかえり」と声をかけてもらえる寮生活は心の支えになります。」と、寮を自己成長の場として位置付け綴られています。そのように寝食を共にする中で日常的に「人」から自然に学ぶ手法を「レジデンシャル教育」と呼びます。
日本では、昔から「寝食を共にする」とか「同じ釜の飯を食う」など共同生活を通し、そこで仲間と多くを共有することで交流・親睦を深めチームワークを向上させ、メンバーシップを涵養してきました。みなさんも修学旅行や合宿をきっかけに同級生や仲間との距離がぐっと縮まり、あまり話をしたことがなかった同級生や仲間と急接近したという経験はありませんか。そのようにチームワークを強化し、新たな気づきが得られる寮生活ですが、ここ10年ほどの間で劇的な進化を遂げ、多様性が重要視される現代において世界中から注目されています。
タクミ電機工業グループでも新卒採用内定者を対象にタクミーズ宿泊研修を行いました。その目的は、社会人としてのマインドセットの涵養などいろいろ書いてはありますが、一番は何といっても「横のつながりを強くする」です!タクミが長年の歳月をかけて独自開発した最狂の研修プログラムが進むにつれ、タクミーズの距離感は目に見えてぐっと縮まり、横の繋がりはIV線からCVTへと太く長くなりました!
ところで、名作ハリーポッターはグリフィンドールなど4つの寮に振り分けられるところからストーリーが展開します。もし4つの寮がなく、ハリーもロンもハーマイオニーもアパートで一人暮らしをしていたら、一体どんな物語になっていたでしょうか。魔法使いの世界でも寝食を共にすることは、教育効果の高い魔法なんですね!