リコーITソリューションズ株式会社

藤田 留衣

インタビュー

「秋田に住みながら最先端・グローバルな開発をしています」

開発統括本部 東日本開発センター 第4開発部 第2グループ   藤田 留衣 (ふじた るい) 【入社3年目】

出身校:秋田県立大学 システム科学技術学部 情報工学科

わたしの職場はこんなところです。
リコーグループの主力製品であるプリンター・複合機の制御ソフトウェアや操作部で動作するアプリケーションの開発、また大規模印刷向けの管理ソフトウェアやスマホライブラリの開発など、秋田に住みながら最先端・グローバルな開発をしています。職場が東北三大祭りである竿燈祭りの会場に面しており、窓からお祭りを楽しむことができます。服装はカジュアル可で、リモートワークやエフェクティブ・ワーキングタイム制度(フレックスタイム制度)の利用者も多く、自由でおおらかな雰囲気です。開発業務以外にも地元大学の授業や地元中学校の職場体験への協力、各地の業界研究会への参加、地元イベントへのボランティア参加など、地域貢献活動にも力を入れています。

わたしは今、こんな仕事をしています

パソコンからプリンターに対して出される印刷命令の、管理・制御を行うソフトウェア開発を担当しています。このソフトウェアは企業向けのものとなっており、印刷状況を管理することでお客様の印刷環境の一部を担っています。チームの人数は私を含めて4名で、業務内容は新規機能開発や市場障害対応などです。私は今年の4月に本テーマに配属となり、日々学びながら業務に励んでいます。配属直後は導入教育があり、開発環境の構築やソフトウェアの動作を理解するところから始まりました。現在は新規開発を数項目任せていただき、先輩の指導を受けながら作業を進めています。

仕事をする上でのやりがいやこれまでの経験で嬉しかったことを教えてください

開発したアプリケーションが上手く動作した時がもっとも嬉しかったです。約半年間の新人研修の後にOJT期間が設けられています。その期間でチャットアプリを作ったのですが、設計通りに動いたことやもっと良いものにしようと考えている時にやりがいを感じました。
現在担当している業務でも設計通りに実装できたときに嬉しく感じます。今はまだレベルに合った開発項目ですが、これからはもっと挑戦してスキルアップを図っていく必要があると考えており、それが今後のやりがいに繋がっていきそうです。

入社してから、何か大変だったことはありますか?

専門用語の理解です。一つの単語を調べると、その説明文の中に分からない単語が出てくるなど調べても調べても分からないことが尽きません。正直なところ、今でも分からないことだらけです。その都度自分で調べたり、先輩に聞くなどしています。さらに、聞いたことをメモしたり、ノートにまとめることで理解を深めています。

採用されて1年半、どんな変化、成長がありましたか?

能動性が高まったように感じます。社会人は基本的に自分から行動しなければ何も得られないと考えています。学生時代は「教えてもらう」という意識がありましたが、社会人になって「自分から聞きに行く」姿勢で臨む意識に変えることでよりスムーズに業務を進めていくことができるようになったと実感しています。
スキル面では文章を書く力がついたように感じます。SEはただプログラムを書いているわけではなく、基本設計や詳細設計、テストなどの工程でそれぞれドキュメントを作成する必要があります。その中で、読み手に伝わりやすく、読みやすい文章の書き方が身につきつつあると感じています。

就職先(勤務先)に選んだ決め手は?

大学2年生のときに職場体験に参加したことがきっかけです。職場体験を通してシステムエンジニアの仕事やワークスタイルに興味を持つようになりました。就職活動の際にいろいろな企業の見学会や説明会に参加しましたが、就職面接後にフィードバックがあったこと、研修制度が豊富であることから、この会社は社員をしっかりと見てくれていて学べる環境を提供してくれているなと感じ、最終的に決めました。他の判断材料としては、会社の雰囲気や環境、先輩社員の働く様子などがありました。

入社前に抱いていたイメージは、実際に働いてみて変わりましたか?

変わりました。入社前のイメージはプログラミングが仕事の大半だと思っていました。実際はお客様の要求を理解するところから始まり、次に設計を行い、実装(プログラミング)、テスト…とプログラミング以外の作業の方が多いです。ドキュメントを作成している時間の方が長いと感じています。また、会議や打ち合わせも多く、開発を進めるうえで他メンバーとの認識合わせが重要になることを感じられます。

どんな人と一緒に働きたいですか?

積極性があり、良い意味で周りを巻き込むような人です。これは自身の目指す姿でもあるのですが、まだまだ実践できていないと感じています。業務や勉強を進めていく中で知識やスキルを身に着けて自信をもってアクションが起こせるような人材になっていきたいと思います。

就職活動の準備は、どのようにしましたか?

準備期間としては大学3年生の9月から11月でした。その期間で自己分析を実施して、大学のキャリアサポートの方と面接練習を繰り返し行っていました。面接練習は対面とオンラインで行ってもらい、話し方や目線、マナーなどを教えていただきました。面接練習と並行してSPI対策も行っていました。SPI対策については問題の形式や傾向を覚えるために過去問を解きました。傾向をつかみ始めたら時間を計測しながら解くようにしていました。

就職活動中の人へのアドバイスをお願いします

就職活動は大きく3つの工程があると思います。「準備」「情報収集」「アピール」です。私の経験談ではありますが、「準備」については自己分析や面接練習、試験対策です。特に自己分析は他よりも時間を多く確保して実施しました。「情報収集」では会社説明会に参加し、自分が必要としている情報をできるだけ多く仕入れました。オンライン説明会では職場の雰囲気が分からないため質問して聞き出していました。「アピール」は面接です。私はキャリア支援の方と練習を重ねました。自分自身を言語化することは難しいと思いますが、しっかりと自己分析をして臨むことで伝えることができると思います。
困ったときは落ち着いて周囲の人に相談してみてください。自分一人で考えるより、誰かに話しながらの方が整理しやすいと思います。周りと協力しながら、第一志望入社を目指して頑張ってください!

1日の仕事の流れ

9:00 業務開始。チームメンバーとミーティング。
9:30 テスト仕様書の作成。
11:00 機能仕様書レビューの指摘対応。
12:00 昼休憩。
13:00 テスト仕様書の作成。
14:00 テスト実施。
15:00 テスト結果を仕様書に記入。
15:30 採用関連の作業(資料作成など)
17:30 終業。