山瀬青果株式会社

徹底力と変化力

何者にも動じない徹底力や時代に決して流されないこだわりなどは度々報道で目にすることがあります。ということは、それが稀有な存在だからであるということでもあり、その裏では時代の変化についていけないために廃れたり、人知れずなくなってしまうものが圧倒的に多いということを表しているとも言えます。現在の時代の流れは非常に速く、ただの勉強不足による旧態依然としたやり方の踏襲に甘んじているのであれば淘汰される運命にあります。
 では、変化力の方が重要かと言えばそうとも言い切れません。これも勉強不足ゆえに聞きかじった知識で物事を進めていては、単に時代に流されて右往左往しているだけという結果に…。いやはやこのバランス感覚とは難しいもので、これを養うには1に勉強、2に勉強であります。
 ここで一歩引いて冷静に考えてみますと、まずもって物事に対する徹底と変化は相対するものではなく両立するものだということに気づかされます。すなわち、徹底あってこその変化であり、変化あってこその徹底であるということです。どちらか一方でも欠けてしまったり弱くなったりすると、もう一方の効果が弱まってしまうという位置関係にあるのです。要はどこに徹底を用いるのか、変化を用いるのかという運用にその手腕が問われます。
 そこには決して正解という領域という存在はないのですが、目的は徹底、手段は変化というやり方が一定の成果を上げやすいことが肌感であります。じょうむ

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