山瀬青果株式会社

心を燃やせ

「心を燃やせ」といった言葉、ニュアンスは多くの人が言っています。一番インパクトの強かった直近の例では「鬼滅の刃~無限列車編~」に登場する煉獄(れんごく)杏寿郎のセリフではないでしょうか。上弦の鬼との闘いにおいて、瀕死の状態で最後の力を振り絞る際に放たれるセリフ「心を燃やせ」。煉獄杏寿郎の全ての言動の源、核心が凝縮されているこの一言に心を揺さぶられた人も多かったのではないでしょうか。
 人口が多く、一人ひとりの扱いが粗雑とも言えた私たちの世代から見れば、今の若者が過保護で「気合が足りない」「覇気がない」と見えるのは至極当然でありましょう。私たちは自分で何かを掴み、主張しなければ認められない時代でした。今は、人口減も相まって全てお膳立てをしなければ動かない、動けない、それでも人は集まらないという現状に多くの経営層は悩んでいる事と存じます。
 しかし「それをもって何をするか?」が重要であります。ただただ少子高齢化だ、人口減だと訴えていても、それは単なる現状分析に過ぎません。その分析を持って”何をするのか”に真価が問われているわけであります。
 モノが売れない、業績が上がらない担当者に状況を聞きに行ったとき、「天候不順で」とか「猛暑の影響で収穫量が無くて」という報告を受けますが、「なるほど、それで?」と問うた時、返答に窮する人がほとんど。これでは単に時代に流されているだけ、時代に呑まれているだけの話。言われて久しい「差別化」とは真逆の典型的な「埋没化」であります。そこから自分はどう考え、何を行動したのか?こここそが「心を燃やした」証となります。
 「現状分析のみで完結するな!心を燃やせ!」 煉獄杏寿郎が現代の経営者であれば、そう言い放つことでしょう。じょうむ

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